2024/03/22
ネットワークエンジニアがよく使うツールとしてTeraTermがあります。
TeraTremはSSHや,Telnetによるネットワーク経由での機器操作、コンソールケーブルの直接接続による機器操作などに使われています。
コマンドラインでの機器操作に使われるのですが、いつどのような作業を行ったのかを表す証跡として作業ログの保存が必要となる場合があります。
通常では機器への接続後に手動にてログ記録を開始するのですが、複数の機器に対して同時に作業する場合などにログ取得開始操作が手間になってしまうこともあるかと思います。
TeraTermには自動でログを保存する設定があります。この設定をしておくことで意識することなくログを保存することができるため、作業ログの保存忘れを防ぐことができます。
ログの自動保存設定の手順は以下の流れで設定できます。
※TeraTerm4.106での設定方法です。バージョンによって異なる場合があります。
TeraTermのメニューバーの「設定(S)」をクリックし「その他設定(D)…」をクリックします。
表示されたその他設定ウインドウの「ログ」タブをクリックします。
「標準ログファイル名(strftimeフォーマット可)(F)」の入力欄にログ保存時のファイル名を指定します。strftimeフォーマットというのは日付や時刻などを表すフォーマットで自動的にログ開始時の日時時刻などを含むファイル名にすることができます。
詳しく説明すると長くなるので使用しているファイル名設定を紹介します。
ログファイル名には「%Y%m%d_%H%M%S_&h.log」という文字列を指定しています。
この設定の場合生成されるログファイル名の例は以下になります。
「20240101_093525_192.168.1.1.log」
先頭8桁は年月日を表し、次の6桁は時分秒を表しています。最後のIPアドレスはSSHやTelnetの接続先を表し、直接接続の場合はCOMポートの番号になります。
ファイル名に秒数まで必要なのかと思われるかもしれませんが、同じ時刻内で同じ接続先に対して接続した場合にログファイルが上書きされないために秒数を入れています。
あとは標準のログ保存先フォルダを設定し、「自動的にログを保存する(U)」のチェックを入れることで自動的にログを保存する設定は完了です。「OK」をクリックしてウインドウを閉じましょう。
忘れてはいけないのがTeraTermは設定を変更した際には手動で設定ファイルを保存する必要があるということです。
メニューバーの「設定(S)」をクリックし「設定の保存(S)…」をクリックします。
ファイル保存ウインドウが表示され、「TERATERM.INI」という設定ファイルが保存されているフォルダが表示されます。そのまま「保存(S)」をクリックしファイルを上書きします。
これで次回からTeraTermを使用する際には自動的にログが保存されます。
便利な機能なので活用してみてはいかがでしょうか
ネットワークエンジニアがよく使うツールとしてTeraTermがあります。
TeraTremはSSHや,Telnetによるネットワーク経由での機器操作、コンソールケーブルの直接接続による機器操作などに使われています。
コマンドラインでの機器操作に使われるのですが、いつどのような作業を行ったのかを表す証跡として作業ログの保存が必要となる場合があります。
通常では機器への接続後に手動にてログ記録を開始するのですが、複数の機器に対して同時に作業する場合などにログ取得開始操作が手間になってしまうこともあるかと思います。
TeraTermには自動でログを保存する設定があります。この設定をしておくことで意識することなくログを保存することができるため、作業ログの保存忘れを防ぐことができます。
ログの自動保存設定の手順は以下の流れで設定できます。
※TeraTerm4.106での設定方法です。バージョンによって異なる場合があります。
TeraTermのメニューバーの「設定(S)」をクリックし「その他設定(D)…」をクリックします。
表示されたその他設定ウインドウの「ログ」タブをクリックします。
「標準ログファイル名(strftimeフォーマット可)(F)」の入力欄にログ保存時のファイル名を指定します。strftimeフォーマットというのは日付や時刻などを表すフォーマットで自動的にログ開始時の日時時刻などを含むファイル名にすることができます。
詳しく説明すると長くなるので使用しているファイル名設定を紹介します。
ログファイル名には「%Y%m%d_%H%M%S_&h.log」という文字列を指定しています。
この設定の場合生成されるログファイル名の例は以下になります。
「20240101_093525_192.168.1.1.log」
先頭8桁は年月日を表し、次の6桁は時分秒を表しています。最後のIPアドレスはSSHやTelnetの接続先を表し、直接接続の場合はCOMポートの番号になります。
ファイル名に秒数まで必要なのかと思われるかもしれませんが、同じ時刻内で同じ接続先に対して接続した場合にログファイルが上書きされないために秒数を入れています。
あとは標準のログ保存先フォルダを設定し、「自動的にログを保存する(U)」のチェックを入れることで自動的にログを保存する設定は完了です。「OK」をクリックしてウインドウを閉じましょう。
忘れてはいけないのがTeraTermは設定を変更した際には手動で設定ファイルを保存する必要があるということです。
メニューバーの「設定(S)」をクリックし「設定の保存(S)…」をクリックします。
ファイル保存ウインドウが表示され、「TERATERM.INI」という設定ファイルが保存されているフォルダが表示されます。そのまま「保存(S)」をクリックしファイルを上書きします。
これで次回からTeraTermを使用する際には自動的にログが保存されます。
便利な機能なので活用してみてはいかがでしょうか