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「show ip route」について

2019/12/12

こんにちは。

キャリエレゾのYです。

 

ネットワーク技術関連で今回は「show ip route」についてお話しします。

 

インターネットやLANなどのネットワークで通信が可能になるのは、

接続する機器同士がお互いにデータの宛先となる情報を持っているからです。

 

この情報はルーティングテーブルと呼ばれ、その機器に直接接続している機器の宛先だけでなく、

いくつもの機器を経由した先にあるネットワークの情報も格納されています。

 

このルーティングテーブルを表示させるコマンドが「show ip route」です。

機器がどのようにパケットを転送しているかを確認したい場合や、障害対応時に使用します。

 

出力例を以下に記します。

 

■ルーティングテーブルの出力例

======

Router#show ip route

中略

C 192.168.51.0/24 is directly connected, FastEthernet0/1 ()

中略

S* 0.0.0.0/0 [120/1] via 192.16.1.1, 00:00:09, Serial0/0 ======

 

例えば、上記の出力例で★が記載されている行からは、次のようなことが読み取れます。

 

出力結果:C 192.168.51.0/24 is directly connected, FastEthernet0/1

192.168.51.0/24というネットワークがFastEthernet0/1というIFと直接接続している

192.168.51.0/24宛に通信データが送られて来た場合はFastEthernet0/1へ転送する

 

一番左に出力されている文字はアドミニストレーティブディスタンス(AD)値と呼ばれ、

経路の情報源を表しています。

 

C:直接接続

S:スタティック

BBGP

DEIGRP

OOSPF

RRIP

 

★の行は「C」と「directly connected」からIFと直接接続していることがわかります。

他にも様々な値がありますが、現在は主に上記の値が使用されています。