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「startup-config」について

2019/08/07

こんにちは

 

キャリエ・レゾのYです。

 

今回は「startup-config」についてお話しします。

 

startup-config」は機器に「running-config」を保存をしていた場合

起動時に読み込まれ、保存されていた設定で稼働を始めます。

 

以前挙げた「show running-config」は稼働している機器の設定を

表示するコマンドですが、こちらは機器の電源を切ってしまうと消えてしまいます。

 

この違いはそれぞれの設定の保存先が関係しています。

running-config」は機器の中にある「RAM」というメモリに保存されます。

 

RAMは電源をOFFにすると消去されてしまいます。

 

startup-config」は「NVRAM」というメモリに保存されており、

こちらは電源をOFFしても情報は保持されます。

 

そのため起動時には「startup-config」が読み込まれます。

 

また、CISCO機器にはOSを格納する「フラッシュメモリ」や

startup-config」より前に読み込まれるプログラムが

格納されている「ROM」といったメモリもあります。

 

ネットワーク関連業務では計画停電などで機器の電源断を行う場面があります。

 

その場合「running-config」を保存しなければなりません。

 

そこで「startup-config」に保存/上書きするコマンドが

 

copy running-config startup-config」です。(write memoryでも保存可能)

 

このコマンドで設定を保存すれば電源をOFFにしても次回起動時には

startup-config」が読み込まれ同じ設定で稼働させることができます。